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カビ情報
雨の多い日々に向けて・・・
「カビ」対策で、空気の安全を保ち“梅雨”“夏”を乗り切る!
☆カビの正体☆
微生物の中の「真菌」と呼ばれるものの一種で酵母やキノコの仲間。
☆生育に適した条件☆
「温度」15~30℃(20℃を超えると繁殖が激しくなり、28℃で更に激化。)
「湿度」70~95%(80%を超えると激しくなる。)
「栄養」食物繊維、動物毛皮、木材など建材(塗料・接着剤)、ホコリ、手垢など
「酸素」
※空気中にあるカビの胞子は、生育の条件が揃った場所を見つけて着床。
☆カビの種類☆
クロカビ(暗緑色、オリーブ褐色、黒色)
コウジカビ(土色、黒色、草色、黄色)
アオカビ(白色、灰色、淡紅色、青緑色)
アカカビ(赤紫色、赤橙色、紅色、褐色)
☆菌の集落(コロニー)の発生!☆
着床後、カビの奉仕が発芽し、菌糸を伸ばし、枝分かれし、網目状に絡み合った菌糸体へ成長。⇒菌の集落(コロニー)を作る。⇒肉眼で目視できる(お風呂場などで見かけるカビはこの状態)。
※コロニーが壁や床面にできると、建材が痛んだり、カビ臭を発生させる。
☆胞子が形成⇒飛散し、病気の原因に☆
菌糸の枝先で無数の胞子が形成され成熟すると、空気中に飛散する。
胞子を人間が吸い込むと・・・。
「気管支ぜんそく」「アレルギー性鼻炎」「水虫「粘膜カンジタ症」
さらには食物についたカビが繁殖すると「食中毒」の原因に。
☆エントランス、玄関☆
靴箱や、フロアーマットは水分や多量の汗を含む。
☆トイレ☆
常に水があるため、湿気がこもりやすい。
飛び散った予後らや、便器や洗面台の結露をカビが好む。
☆洗面所☆
洗面台や鏡が結露しやすい。
☆お風呂☆
日常的に水蒸気が大量発生し、湿度が高い。
石けんかすなどもカビが好む栄養である。
☆北側(北、北西)の壁☆
日当りが悪い北側の壁は、表面温度が低く結露しやすい。
☆家具の裏☆
空気がよどみ、壁の表面温度が低く、結露しやすい。
掃除が行き届きにくい。
☆エアコンのフィルター☆
冷房運転すると熱交換機コイルが除湿でできた水滴で湿った状態に。
☆床☆
じゅうたんはハウス出すとを除去しにくく栄養に。
特に畳に敷物を敷くのはNG。
☆キッチン、給湯室☆
レンジ下や冷蔵庫の食品は栄養源に。調理や、お湯を沸かす際の水蒸気もカビには好都合。
☆換気☆
1時間当りで換気をする空気量が部屋の体積と同じ場合「換気回数1回/h」と呼びます。
室内の空気を清潔に保つには、換気回数0.5回/hが必要です。
ただ、梅雨の時期や蒸し暑い夏の時期は屋内より外の方が湿度が高いことが多い。
空調機や除湿機を使って室内を除湿することが効果的です。
☆掃除☆
日々掃除を行い、カビの栄養となるものを取除くことが必要です。
②の「カビの好きな場所」は手肌や建材に屋ざしイ洗剤を使い、軽い掃除を習慣づけることが大切です。
掃除を行った後、『BACT OFF』を吹き付けておくと、カビの発生を抑制します。
できてしまったコロニーの除去にはカビ取り剤を使う。
※カビ取り剤は使用上の注意をよく読んで適正に使用する。
☆除湿機の活用☆
雨の日や梅雨時は屋内より屋外の湿度が高い。
エアコンや除湿機を活用するとよい。
「冷房」は部屋を冷やし湿気を除去。
「除湿(ドライ)」は除湿するために冷やした空気を温めなおし、室内に戻す。
※肌寒さを感じず、除湿が可能。但し、エアコン内部はカビが繁殖しやすいのでフィルターの清掃はこまめに。清掃後は『BACT OFF』を吹きかけておくとカビの抑制に繋がる。
「除湿機」
●冷却方式:空気を冷却し、水分を除く方法
●圧縮方式:空気を圧縮して、水分を除く方法
●吸着方式:水分を吸着しやすい固体に空気を通過させて、水分を除く方法
●吸収方式:水分を吸収しやすい液体に空気を接触させて、水分を除く方法
除湿量:1日に除湿した量。
除湿面積:除湿可能な面積。木造と鉄筋、プレハブに分かれる。
鉄筋の方が面積が広いことが多い。
除湿量や除湿面積が大きいほど、除湿能力が高いので、機能と値段、部屋の大きさに合わせた機種を選ぶ。
☆温湿度計の設置☆
薬局やホームセンターなどで販売している簡易のもので良いので、室内に設置するとよい。
☆冬の加湿のし過ぎに注意☆
結露を発生させ、冬のカビの原因に。
湿度が40~60%であれば、風邪やウイルスや菌の活動を抑制するので、加湿器を使用する必要が無い。
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